haseba
戻る
資料館@ 逆正座の注意
<逆正座の注意>
■整体師の言葉
整ったまっすぐな脚のラインはよい姿勢につながります。
人は生まれた時はみなO脚ですが、2歳〜4歳ごろ、いったんX脚になり、それから7〜10歳頃までの間に、だんだんとまっすぐな脚に変化していきます。
これが標準的な成長ですが、身体が柔らかい幼児期に、間違った座り方を習慣にしてしまうと、骨の曲がりやねじれ、そして脚の関節のゆがみを作ってしまうことがあります。
中でももっともよくない座り方が「ぺちゃんこ座り」です。
正座をくずして、両かかとの間にお尻を落とし、お尻の外側にかかとがくる座り方です。
「女の子座り」「割り座」「とんび座り」「逆正座」などとも言います。
小さなお子さんは身体がやわらかいので、女の子だけでなく、男の子も、ペチャンコ座りをするお子さんがけっこういらっしゃいます。
また、癖になってしまい、床に座るときはいつもこの座り方をしてしまうお子さんがいらっしゃいます。
この「ぺちゃんこ座り」が癖になると、足首、ひざ、股関節、骨盤・・・と、下半身の関節に強い負担を与え、それぞれの関節をゆがませます。
例えば、股関節(ももの付け根の関節)は、内側の動きばかりが増え、外側に開く動きがやりにくくなってきます。
こうなるとあぐらがやりづらくなってしまいます。
(実はぺちゃんこ座りより、あぐらの方がよい座り方です。)
足裏を合わせて膝を左右に大きく開くと、子供の場合、膝が床に付くくらいまで開きますが、膝が床から浮いてしまい、腰から背中にかけて丸くなり後ろに倒れそうになると歪みはもう始まっています。
また「ぺちゃんこ座り」は、脛の骨自体に捻れを作ってしまうこともあり、この捻れは大人になると直りません。
幼少時以外、一度曲がったり捻れたりした骨は、手術以外に元に戻す方法がないのです。
小さい頃から「ぺちゃんこ座り」をしていたとおっしゃる方が殆どです。
こうした歪みや捻れから、O脚になる、お尻が大きくなる、姿勢が悪くなる(反り腰、猫背など)、内股歩きになる、内股だけどつま先だけ外を向いた、ちぐはぐな歩き方になる・・・など、いろいろな弊害がでてきます。
骨盤の前傾が強くなることから、女の子の場合、生理痛や妊娠時の腰痛などにつながる可能性もあるのです。
歩けなくなるとか、痛くなるとか、急を要することではないのですが、長い間の癖、特に幼少時に作ってしまった身体のゆがみは、見た目だけの問題でなく、身体の機能を十分に発揮できないことにつながります。
内股では速く走れないですし、O脚だと脚の外側に体重がかかりやすくなり、筋肉にアンバランスを作ります。
姿勢が悪いと、肩こりや腰痛も起こしやすいです。
そこで、保護者の皆様、そして保育者の皆様、お子さんたちの座り方に、ぜひ気をつけてあげてください。
ぺちゃんこ座りのほか、横座りもよくありません。
片足をぺちゃんこ座りにしている状態です。
同じ側ばかりで横座りをすると、骨盤の左右の高さが違ってきて、肩の高さも変わり、顔の歪みにもつながります。
では何がよいかというと、あぐら、正座(ただし足の甲を重ねない)、脚をひらいて伸ばした座り方などです。
ただ、いずれも骨盤から背中が丸まっていてはよくありません。
骨盤から背中が床に対して垂直に立っているとよいですね。
このような姿勢は長くはできないかもしれませんが、意識してあげることは大切です。
どのような姿勢でも、同じ姿勢を長く続けることは身体に負担になりますから、「ぺちゃんこ座り」「横座り」を除き、ほかの座り方をいろいろやってみることです。
長い時間座る場合は、椅子を用いることをお勧めします。
その際、お尻の高さが、ひざの高さと同じか、少し高くなるようにすると、骨盤から背中にかけて丸まらず、よい姿勢を作りやすいです。
お尻が沈むような低い椅子はよくありません。
ところで、「ぺちゃんこ座り」、「横座り」・・・実はお母様、保育士さんご自身も、なさってはいませんか?ご自分のお身体にもよくないですから、是非気をつけてみてください。
(注: ストレッチ体操や、ヨガのポーズとして、一時的にぺちゃんこ座りの形をとることは問題ありません) さて、小さなお子さんたちに、座り方を気をつけてもらうために、どうしたらよいか、ですが・・・。
そう簡単に言う事をきいてはくれないですよね(苦笑)。
シンプルなんですが、根気よく、声掛けをして、さりげなく脚を直してあげることです。
2歳以下のお子さんですと、注意しても自分からは直しませんし、注意を繰り返すとわざとやったりして遊びますよね。
また、まだ「脚がゆがむから」と言っても分かりません。
でも、このような早い時期から、親御さんが、根気よく、座り方を、正座か足裏を合わせたあぐらなどに直してあげることです。
とにかく根気よく!!お子さんが理解できなくても、「こうやって座っていたら、あんよが曲がってしまうから、やめようね」といって、脚をとって直してあげます。
「直しても直しても、ぺちゃんこ座りをするんで、もうあきらめたわ」というお母さんもいらっしゃいました。
でも、お子さんの成長してからの身体の状態に関わることなので、あきらめずに根気よく頑張ってください。
脚をとって直してあげることがお母さんの習慣になるくらいに・・・。
そうしていると、3歳台になると「脚が曲がっちゃうから、こうやって座らないといけないんだよね」と自分から直すようになってきます。
お子さんには、「この座り方のほうがかっこいいよ」「これではお尻が大きくなっちゃうから、こっちの座り方をしよう、このほうがきれいな脚になるよ」などと、おしゃれ心をくすぐる声掛けがよいかもしれません。
年長児さんたちの大好きな、テレビアニメヒロインは、よく内股にしていますが、まねしないように注意してあげてください。
踵をつけて、つま先を開いて立ったほうが、姿勢もよく、脚のラインもまっすぐになり小尻になりますよ。
ぺちゃんこ座りの癖は、ぜひなくしてあげてください。
まだまだ遅くはありません。
気づいたときが直し時です。
お母様も癖になっていたら、お子さんと一緒に頑張ってみませんか。
お子様の健やかな成長を願って書かせていただきました。

Copyright © haseba dojo. All rights reserved